皆様へ
突然のご報告、失礼いたします!
このたび、2011年12月28日をもって「静岡おでんROKU」は閉店することとなりました。
渋谷区宇田川町にお店が誕生し、気づけば6年と9ヶ月。思い返せば中学生のころからなんとなくお店をやりたいようなぼんやりした夢のようなものがあったのですが、ようやくその気になったのが31歳の時でした。その頃は、今常連になってくれている皆様とは知り合っていても、顔見知り程度だったような気がします。
お店を持つことで沢山の人と知り合う事ができて、いろいろ深イイ話をしたり、悪口を言ったり、皆様のヒトトナリを知るのが何よりも楽しかったです。東京にはおもしろい人たちがいるに違いないと思った中学生の私の勘は当たってた! 今日まで退屈せずに続けられたのは、本当に個性的な皆様のおかげだと心から感謝しています。いろいろと気まぐれで、失礼なこともあったかと沢山の後悔もありますが、お許しください。
そんなROKUですが、今年いっぱいで閉めることに決めました。
というわけで、ゆかりのアーティストやDJのみなさんとともにクロージングパーティーを連発することにしました(11月末よりすでに開催中)。
その内容を紹介するのが、このブログです。ギリギリに決まることがたくさんありますのでマメにチェックしてください。そして「今日ひまだなー」なんて時は、お店に遊びにきてください。
クローズまであとちょっとですが、最後の最後までお楽しみに。お待ちしてます!

ROKU 渡辺彰子

赤い部分がイベントデーです。クリックして詳細チェックをお願いします! また、スケジュール、出演者等に変更がある場合もございますがご了承ください。。。

12/23(金) DOCUMENT FUKUSHIMA

ASA-CHANG × 磯部涼のトークセッション!


先日、朝日新聞に掲載された「語り場のおでん屋 閉店」という記事にもあるように、ROKUの閉店には福島の震災と事故が関係してないわけではないことを、おでん大好きな貴方はご存知だったりするのでしょうか? 
震災と原発事故により世界中から関心が集まる福島で様々な活動が始まるなか“文化の役目”を模索し始めたクルーや人たちに迫ったルポルタージュ本『プロジェクトFUKUSHIMA! 2011/3.11-8.15 いま文化に何ができるか』が先月発売されました。著者がROKUとも縁深い音楽ライター・磯部涼ということもあって、今回はこの本をサブテキストにして、福島の現状と文化、音楽、などについてのトークショーやってみようかと思います。
メインのお話は著者の磯部涼と本にも登場する〈プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!〉として福島での活動を始めたミュージシャン・ASA-CHANGによる対談。そして、すばらしい写真を本にも提供してくれた小原“シャッターチャンス”泰広の福島取材写真の展示とスライド投影も予定してます。
Twitterなどでも賛否の議論が展開されている福島における活動や文化をめぐる言説の一端をおでん屋ROKUで一緒に考えてみましょうよ。


start 20:00
Talk Session:ASA-CHANG × 磯部涼
PHOTO:小原泰広


ASA-CHANG profile
ドラマー、パーカッショニスト。福島県いわき市出身。89年に東京スカパラダイスオーケストラのパーカッション兼バンド・マスターとしてデビュー。自ら創始した東京スカパラダイスオーケストラがブレイクを果たすが、93年に脱退。その後、フリーランスに。98年に音楽ユニット・ASA-CHANG&巡礼を結成し、既存のジャンルでは括りきれない独特の音楽を展開する。ポップとアバンギャルドを軽々と行き来する様々な活動は、多くの注目を集めている一方、作曲・アレンジもこなすプロデューサーとしても活躍している。

磯部涼 profile
1978年千葉県生まれ。単著に『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』(太田出版/04年)、近著に『プロジェクトFUKUSHIMA! 2011/3.11-8.15 いま文化に何ができるか』(K&Bパブリッシャーズ)『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)がある。DOMMUNEで音楽番組「ACORESTICS」も配信中。


<リンク>
プロジェクトFUKUSHIMA! 2011/3.11-8.15 いま文化に何ができるか
プロジェクトFUKUSHIMA! IWAKI!!